カポエイラで使用する楽器はアフリカ、アラブ、ポルトガル等、複数の地域に起源を持っています。「人種と文化の融合炉」と称されるブラジルにおいて、音楽もまた新たなスタイルを生み出し、カポエイラの中に受け継がれてきました。
カポエイラで使用する楽器
Berimbau(ベリンバウ)
場の雰囲気を盛り上げる為に使用するカポエイラの中心的且つ特有の弦楽器。長い棒を弓状に針金で縛りこれを弦とする。下端から約20cm程度の位置にお椀状のパーツを紐で針金と棒を括る様に縛りつける。
細長く硬質な棒"Baqueta"(バケッタ)で針金を叩いて音を出す。
本体下部に取り付けられた"Cabaa"(カバッサ)というお椀状のパーツは瓢箪の実の殻で作られており、一端を切り落とし、内部は空洞になっている。これを奏者の体に近づけたり、離したりする事で音質を調整することが出来る。
Caxixi(カシシ)
"Berimbau"(ベリンバウ)と共に使う道具の一つ。筒状に編んだ手作りの入れ物で、中には貝殻・石・豆などを入れる。実際に使う時は"Berimbau"(ベリンバウ)の奏者が"Baqueta"(バケッタ)と同じ手に装着し、小刻みに振りながら音を出す。
Baqueta(バケッタ)
"Berimbau"(ベリンバウ)と共に使う道具の一つ。長さ30~40cm位、やや先細りで箸の様な形をした棒。これで"Berimbau"(ベリンバウ)の弦を打つ。
Dobrão(ドブロン)
"Berimbau"(ベリンバウ)と共に使う道具の一つ。"Berimbau"(ベリンバウ)の音を変えるために使われる石かコインである。"Baqueta"(バケッタ)で"Berimbau"(ベリンバウ)の針金を叩く時"Dobrão"(ドブロン)で音を調整をする。
Berimbau de Boca(ベリンバウ・デ・ボッカ)
口の中で、歯と歯の間に合わせて音を出す、金属製の弓型をした小さな楽器。黒人奴隷達が気紛らしに使っていたもので、現在では滅多にその姿を見かける事は無く、カポエイラの音楽奏者以外では誰も使いこなせないと言われる。
Pandeiro(パンデイロ)
皮製かプラスチック製の面を叩いて、片方の手で音の調整を取る打楽器。(日本での"タンバリン"とほぼ同じ)
その起源はインドの楽器とされているが、ポルトガル人達が宗教行事で使うためにブラジルに持って来たと言われる。
片方の指と手のひらをリズムよく叩きながら、もう片方の手で"Pandeiro"(パンデイロ)を支え、その支え手の指で"Pandeiro"(パンデイロ)の面を押さえながら音を調整をする。
Atabaque (アタバケ)
古代アラブに起源を持ち、アフリカを経由してブラジルへ伝えられたといわれる。
複数から成る棒状のパーツを鉄製の帯に取り付けた土台に先端には牛の皮を張りつけて縛った木製の本体を載せた打楽器。
"Berimbau"(ベリンバウ)、"Pandeiro"(パンデイロ)と共にカポエイラ音楽での主要な音源となる。
日本で言うところの太鼓だが、一般的にバチは使用せず手で叩いて音を出す。
Reco-Reco (ヘコ・ヘコ)
鉄製のパイプ類にギザギザの溝を入れて、その上を鉄又は木製の棒を滑らせて音を出す楽器。溝の代わりにコイルをはめ合わせることもある。
Agogo (アゴゴ)
弓型の取っ手の両端に鈴製のコーンを取り付けた打楽器。棒で叩いてリズムを作る楽器。










